脳に危険な病気のある頭痛のチェック
チェック項目が3つ以上あれば、すぐ病院へ
解説
脳に危険な病気のある頭痛には、くも膜下出血、髄膜炎、剥離性動脈瘤、脳出血、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫などがあります。いずれも脳を包んでいる組織、脳の血管、脳組織そのものの病気により起こる頭痛で、放置せずすぐ病院を受診して下さい。
くも膜下出血のような脳の血管の病気は、突然でいままでに経験したことがない頭痛です。殴られたような頭痛と感ずる頭痛ですが、前触れ的に軽い突然の頭痛に気づくこともあります。髄膜炎も見逃せない頭痛です。高熱と後頭部の強い頭痛があったら要注意です。
一般に、脳の中からくる頭痛は動くと頭痛がひどくなります。からだを動かすと脳の圧が少し上昇し、くも膜下出血、髄膜炎、脳腫瘍などの頭痛はひどくなります。片頭痛も脳の血管の痛みなので、動くとひどくなるのが特徴です。頭の外からの頭痛は運動すると少し紛れることが少なくありません。例えば、緊張型頭痛は頭を支えている筋肉の硬さや凝りが関係しており、体操などで頭痛の紛れることがあります。例外もあり、副鼻腔炎、大後頭神経痛などは頭の外の痛みですが、動くと痛みがひどくなります。