頭痛専門外来

 A 休日の朝の頭痛 (H23.3.15.)

(2)救急車で病院に運ばれたBさん


 
 妻が電話して10分もたたないうちに、遠くから救急車のサイレンの音が聞こえた。サイレンの音が聞こえなくなって数分後には、赤いランプを点滅させた救急車が窓の外に見えた。
Bさんはパジャマのままで救急隊員に支えられながら救急車に乗り込み、ベットに横たわった。妻も同乗することになった。
保険証持った?」Bさんは自分がしっかりすることを知らせるように妻に聞いた。
「大丈夫よ、心配しないで」妻にとっても救急車に乗るのは初めての経験で、自然に膝が震えている。
「もう、任せるしかない」Bさんは、病院での治療に期待することにした。
 救急車の中では救急隊員が症状を聞き、血圧を測ったりしながら、病院搬送の手はずを無線連絡していた」

前頁 次頁